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IT業界うらの裏

成果主義が強すぎるブラック企業の実情

11/08/2017

IT企業でシステム開発に携わるのがSEの役割である。その中でも最も重要になるシステムの考案を担うのが通常であり、クライアントに対して要望を聞きに行くことや、企業の上層部と相談することを通して、問題を定式化して最良の解決策を練ることが求められる。その解決方法こそがSEの独創性を生み出すものであり、システムが秀逸になるかどうかを分けるポイントになるだろう。
優れたシステムを開発できるかどうかが企業としての利益を生み出し、知名度を高めて企業を成長させるのにつながる不可欠な要素である。ブラック企業ではその要求がいつも高く、成果主義の様相が強いのが特徴だろう。結果に繋がらなければ評価してもらえることは極めて稀であり、他のSEと競争をして勝ち抜かなければならない。
要求されるのはスピードとクオリティーであり、どちらが欠けていても評価は低くなってしまう。そのため、否が応でも時間と体力の許す限り努力をして秀逸なシステムの考案を目指さなければならないのである。仕事に追われているSEをよく見かけるのはこのようなブラック企業が多いからであるが、実際にはその経験を通してSE自身も成長を遂げている。
成果を重視してスピードとクオリティーを常に求められる環境はシステム開発に携わるエンジニアとして総合的に能力を高めるのに適しており、果たすべき役割を担おうと努力しているだけで飛躍的にSEとして有能になっていけるのである。

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